高濃度フッ化物配合歯磨剤③
こんにちは!河合です^^
前回は、高濃度フッ化物配合歯磨剤の注意点についてお伝えしました。
今回は、高濃度フッ化物配合歯磨剤は特にどのような方にお勧めなのかについて記載させていただきます。
リスク1:『磨きすぎ』と『酸性飲食物』による根面露出と知覚過敏が気になる若い人
近年、予防に熱心なあまり、硬い歯ブラシで強く磨くことで、短期間で歯肉が退縮し、歯の根が露出して、
極度の知覚過敏を訴える若い人が増えています。
また、食生活においても、甘くて(=砂糖)すっぱい(=酸)飲み物や食べ物を頻繁に
口にする傾向があり、知覚過敏の要因となっています。
リスク2:初期虫歯のある方
フッ素には、「歯垢(プラーク)の細菌の活動を抑え、酸が作られるのを抑制する」、
「歯の質を強化する」など、ムシ歯の発生・進行を防ぐ作用があります。
リスク3:虫歯になりやすい方
高濃度フッ化物配合歯磨剤の対象年齢は、基本的に15歳以上です。
特にお勧めしたいのは、ミュータンス菌レベルが高い(虫歯菌が多い)、
被せ物や詰め物が多い、唾液が少ないなどの虫歯になるリスクが高い方です。
歯磨き粉を選ぶ際は、フッ素の濃度に注目して虫歯予防に活用してみてはいががでしょうか❓
最後までお読みいただきありがとうございました!